父の日は、畑仕事が趣味の父にTシャツを贈ることが多く、
例年、無地のTシャツを購入し、そこに、
クリアファイルを切り抜いて作る簡易的なステンシルを施していましたが、
今回は趣向を変えて、最近はまっている刺繍をすることにしました。
柄は、父は鶏好き&孫受けが良さそうな、マインクラフトのニワトリにしました。
Tシャツに刺繍をするには
裏に接着芯を貼る
Tシャツのような伸びる生地は、そのままでは非常に刺しにくいので、
接着芯を貼ったりする必要があります。
ただ、接着芯を使うと仕上がりが固くなってしまうので、
次のような商品を使うと便利です。
クロスステッチには抜きキャンバス
今回は元の絵がドット絵のような感じなので、クロスステッチにしたくて、
コスモの抜きキャンバスというものを使ってみました。
これを使うとクロスステッチ用の生地以外でも、
クロスステッチをすることができます。
生地の上に縫い付けて刺し、
刺繍が終わったら、引っ張って抜いていきます。
通常の刺繍には水で溶けるシート
クロスステッチではなく、通常の刺繍の場合は、
スマ・プリという水で溶けるシートも便利そうです。
こちらを使うと、図案をシートに手書きしたりプリンターで印刷したりして、
生地の表に貼り付けて、そのまま刺繍できます。
刺繍が終わったらシートを水につけると、シートが溶けて刺繍だけが残ります。
近所の手芸屋さんには「溶ける刺繍シート」というのも売っていて、
こちらは、接着芯の代わりに生地の裏に貼るタイプでした。
Tシャツにクロスステッチ
抜きキャンバスを配置
目の大きさ違いで何種類かあるようですが、
近所の手芸屋さんには、70目/10cmしかなかったので、
こちらを購入しました。
こちらは一番細かい目のようなので、3マスで1目とすることにしました。
3ヶ所に同じ図案を刺繍したかったので、
4cm×4cmに切った抜きキャンバスを、均等に配置しました。
図案のサイズは、横8目×縦9目(約2.3cm×2.5cm)です。
抜きキャンバスのサイズをあまり図案ぎりぎりにしてしまうと、
後で抜くのが大変になるので、余裕があった方がいいと思います。
抜きキャンバスを縫い付ける
抜きキャンバスを生地の表に縫い付けます。
当たり前ですがここで斜めになってしまうと、
刺繍も斜めになってしまうので、慎重に縫い付けた方が良いです。
また、あまり端っこを縫うとキャンバスがほどけてしまうので、
私は外から2つ目の目に糸を通すようにしました。
刺繍する
刺繍枠を付けてから刺繍していきます。
刺繍糸は3本取りにしました。
コツは、布に対して垂直に針を刺すことでしょうか。
クロスステッチは子どもの頃以来なので、
きれいな刺し方は上手な方のブログ等をご覧ください。
図案は、実際のマイクラのニワトリを見ながら作ったのですが、
忠実にしようとすると縦長になってしまってかわいくなかったので、
正方形に近くなるよう、ある程度デフォルメしてあります。
抜きキャンバスを抜く
刺繍が終わったら、抜きキャンバスを縫い留めていた糸を外します。
余白の部分から、抜きキャンバスを抜いていきます。
抜きキャンバスをほぐしてからやると抜きやすいようです。
抜くときは、生地と並行に引っ張ります。
余白はそうでもないのですが、
刺繍部分はかなり力を入れないと抜けないので、この作業結構大変でした。
刺繍部分が引っ張られないように指で押さえながら、
毛抜きなどを使って一本ずつ抜くのが良いと思います。
まず縦なら縦だけ抜いてしまうと、あとは抜きやすくなります。
何とか全部抜けました。
真ん中、ちょっとミスってます。
抜きキャンバスを外してしまうと修正ができないので、
外す前に確認した方がいいですね。
この後、裏からスチームアイロンをかけておきました。
完成
一応プレゼントなので、
ほつれないか確認するために一度洗濯しました。
刺繍枠の跡もきれいに取れました。
ちなみに、こちらを作る前に自分のTシャツで試作しました。
左胸ワンポイントにしたのですが、そちらもシンプルでかわいいです。