【夏~初秋の雑草】栄養満点の多肉植物スベリヒユを食す

スベリヒユ
8月下旬、OM-D EM-10MarkⅡで撮影。

スベリヒユ

春、カタバミ(おそらくオッタチカタバミ)ばかりだった我が家の庭にも、
待望の雑草スベリヒユ(滑莧)が生えました!

なぜ待望だったかと言うと、一度食べてみたかったからです。

和名 スベリヒユ(滑莧)
英名 Common Purslane
分類 スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草
花の特徴 花:黄色、大きさ:約6~8mm、花びら:5枚
開花時期 7月~9月

8月下旬、OM-D EM-10MarkⅡで撮影。
8月下旬、OM-D EM-10MarkⅡで撮影。
スベリヒユの花
8月下旬、OM-D EM-10MarkⅡで撮影。

5枚の黄色い花びらがかわいらしいです。

8月下旬、OM-D EM-10MarkⅡで撮影。

早速食べるために収穫です。

根っこはそんなに張らないタイプのようで、
途中で切れることもなく、きれいに引き抜けました。
(根っこは食べません。)

ちなみに、スベリヒユは多肉植物なので水分がとても多く、
抜いて放っておいてもなかなかしおれないそうです。

果実と種子

収穫したものを洗うと大量の黒いものが出てきて、
何!と思ったら種でした。

スベリヒユの種

茎の分岐の部分に花が咲き、果実が付きます。
熟すと上半分が取れて、下の写真のように種子がむき出しになります。

スベリヒユの種子
8月下旬、OM-D EM-10MarkⅡで撮影。

種子が出た後は茶色くなるので、
これはまだ未熟だったけれど洗ったことで上半分が取れてしまったのだと思います。

皆さん食べるときは種をどうしているのかわかりませんが、
果実の部分だけ取り除いて庭に撒くことにしました。

スベリヒユの種子

通常、種子が出た後はこんな感じです。

8月下旬、OM-D EM-10MarkⅡで撮影。

実食

食べ方

茹でたスベリヒユ
8月下旬、OM-D EM-10MarkⅡで撮影。

今回は茹でてみました。

茹でるときれいな緑になります。
水にとって絞ると、ぬめりが出たのがわかります。

そのまま食べると、最後にキュッとするような酸味がありました。

酸味は好き嫌いが分かれるかなといった感じですが、
ポン酢をかけたら酸味が気にならず食べやすくなりました。

ということで今回は、よくもずくやおかひじきでやるのですが、
ポン酢に漬けてアマニ油をかける+白ゴマ(orかつおぶし)で。

8月下旬、OM-D EM-10MarkⅡで撮影。

ちょっと長めに茹でたのですが、シャキシャキ感もあって美味しかったです。

残りは、ゴマ油と白ゴマとガラスープの素で簡易的なナムルのような味付けにしたのと、
翌日味噌汁に入れるようにそのまま冷蔵しました。

生食もできるそうなのですが、シュウ酸があるので、
生ではあまりたくさん食べない方が良さそうです。

クックパッドにもいろいろな食べ方が載っています。

栄養素

収穫したスベリヒユ
8月下旬、OM-D EM-10MarkⅡで撮影。

スベリヒユは栄養価がとても高く、主な栄養素はこんな感じです。

  • 食物繊維
  • 各種ビタミン・ミネラル
  • オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)

オメガ3の含有量は、植物の中で一番多いとか。

ただ、中国では「馬歯莧」と呼ばれ生薬として扱われているそうなので、
いくら美味しくても大量に食べ過ぎないようにしないといけないかもしれません。

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