【通年の雑草】花は地味でも小さな綿毛がかわいい-ノボロギク

ノボロギク
6月下旬撮影

こぢんまりとした黄色い花を季節問わず咲かせるノボロギク。

ノボロギク

和名ノボロギク(野襤褸菊)
英名Common groundsel
分類キク科ノボロギク属の一年草
花の特徴花の色:黄色、大きさ:頭状花の集まり。まとまって直径5mmくらい
開花時期通年

ノボロギクの花
3月中旬撮影

小さな細長い筒状花が総苞片(そうほうへん)と呼ばれる花の集まりを保護するために
葉が変形した部分に包まれ、上の方だけが見えている状態です。
通常イメージするような花びら(舌状花)がないため、
開花していないように見えますが、これが開花状態です。

(調べる前まではこれがつぼみの状態だと勘違いしていて、
咲いているのを見たことないなぁと思っていました^^;)

綿毛になった状態はこちら。

ノボロギクの綿毛
3月中旬撮影。まだ少し花が残ってます。
ノボロギクの綿毛
3月中旬撮影

総苞片の根元の部分を小苞片(しょうほうへん)と言います。

3月の写真では総苞片と小苞片の先は黒っぽくなっていますが、
6月の写真では、緑色のままでした。

ノボロギクの花
3月中旬撮影。
ノボロギク
6月下旬撮影。小苞片と総苞片の先は緑色のまま。

夏は黒っぽくならないようなのですが、
季節ごとにもう少し観察してみたいと思います。

また、葉は春菊に似ていますが有毒とのこと。
くれぐれも口に入れないようご注意ください。

ノボロギク
3月中旬撮影
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