【春~初秋の雑草】春の七草・白い小さな花がかわいい-ハコベ

ミドリハコベ
2022年4月下旬撮影。ミドリハコベ。

春の七草の一つ、ハコベ(ハコベラ)。

コハコベとミドリハコベをまとめて「ハコベ」と呼び、
両方とも食べることができます。

萼の部分が星形でとてもかわいい雑草です。

2022.4.23追記
写真追加、及び大幅に加筆・修正しました。

コハコベ

和名 コハコベ(小繁縷)
英名 Common Chickweed
分類 ナデシコ科ハコベ属の一年草、越年草
花の特徴 花の色:白、大きさ:6~7mm、花びらの枚数:5枚
開花時期 3月~9月

ミドリハコベ

和名 ミドリハコベ(緑繁縷)
英名 Greater Chickweed
分類 ナデシコ科ハコベ属の一年草、越年草
花の特徴 花の色:白、大きさ:6~7mm、花びらの枚数:5枚
開花時期 3月~5月

コハコベとミドリハコベの見分け方

コハコベとミドリハコベはとてもよく似ているので、
見分けるのが難しいです。
個人的に見分けやすさを〇△✖で評価してみました。

葉の色:✖

コハコベは暗い緑、ミドリハコベは明るい緑と見分ける方法があります。

コハコベ
2020年5月上旬、iPhoneで撮影。コハコベ。
ミドリハコベ
2022年4月下旬撮影。ミドリハコベ。

上の写真のように明らかに色の違いがわかる場合もありますが、
日陰で採取したものを比べたところ、ほとんど色の違いがありませんでした。

2022年4月下旬撮影。左:コハコベ、右ミドリハコベ

茎の色:△

茎が明らかに紫なのはコハコベだと判断できます。

コハコベ
2022年4月下旬撮影。コハコベ。
ミドリハコベ
2022年4月下旬撮影。ミドリハコベ。

ただ、緑のままの場合もあるので見分けづらいです。

2022年4月下旬撮影。左:コハコベ、右ミドリハコベ


その場合でも、個人的に観察したところ、
全体が緑色でも、茎の下の方が紫がかっていたり、
花柄が紫がかっていたりするものは、コハコベの可能性が高いです。

ミドリハコベは一部でも紫ががることはないような気がします。

コハコベ
2022年4月下旬撮影。コハコベ。
ミドリハコベ
2022年4月下旬撮影。ミドリハコベ。

雄しべの数:△

コハコベは雄しべの数が1本~7本、ミドリハコベは5本~10本なので、
4本以下ならコハコベと判断できます。

コハコベ
2022年4月下旬撮影。コハコベ(雄しべ3本)。
ミドリハコベ
2022年4月下旬撮影。ミドリハコベ(雄しべ8本)。

ただ、5本~7本だとどちらかわかりません。
茎や花柄の色と雄しべの数の組み合わせで判断するのが良さそうです。

種子の形状:〇

2022年4月下旬撮影。コハコベの種子。
ミドリハコベの種子
2022年4月下旬撮影。ミドリハコベの種子。

正確に判断するためには、ルーペなどで種子の形状を見ます。
両方とも種子に突起があるのですが、
コハコベは丸みを帯びており、ミドリハコベはトゲトゲしています。

コハコベの種子
2022年4月下旬撮影。コハコベの種子。
ミドリハコベの種子
2022年4月下旬撮影。ミドリハコベの種子。
左:コハコベの種子、右:ミドリハコベの種子
2022年4月下旬撮影。左:コハコベの種子、右:ミドリハコベの種子

コハコベの写真

ということで、以前、掲載していた以下の写真は、
コハコベと判断しました。

全部同じ日に同じ場所(父親が趣味でやっている畑)で撮ったものです。

コハコベ
2020年5月上旬、iPhoneで撮影。コハコベ。
コハコベ
2020年5月上旬、iPhoneで撮影。コハコベ。
コハコベ
2020年5月上旬、iPhoneで撮影。コハコベ。
コハコベ
2020年5月上旬、iPhoneで撮影。コハコベ。
セリとコハコベ
ハコベ2020年5月上旬、iPhoneで撮影。セリとコハコベ。

ミドリハコベの写真

ミドリハコベ
2022年4月下旬撮影。ミドリハコベ
ミドリハコベ
2022年4月下旬撮影。ミドリハコベ。
ハコベ(ミドリハコベ)
2022年4月下旬撮影。ミドリハコベ。
タイトルとURLをコピーしました