春の七草の一つ、ハコベ(ハコベラ)。
コハコベとミドリハコベをまとめて「ハコベ」と呼び、
両方とも食べることができます。
萼の部分が星形でとてもかわいい雑草です。
2022.4.23追記
写真追加、及び大幅に加筆・修正しました。
コハコベ
和名 | コハコベ(小繁縷) |
英名 | Common Chickweed |
分類 | ナデシコ科ハコベ属の一年草、越年草 |
花の特徴 | 花の色:白、大きさ:6~7mm、花びらの枚数:5枚 |
開花時期 | 3月~9月 |
ミドリハコベ
和名 | ミドリハコベ(緑繁縷) |
英名 | Greater Chickweed |
分類 | ナデシコ科ハコベ属の一年草、越年草 |
花の特徴 | 花の色:白、大きさ:6~7mm、花びらの枚数:5枚 |
開花時期 | 3月~5月 |
コハコベとミドリハコベの見分け方
コハコベとミドリハコベはとてもよく似ているので、
見分けるのが難しいです。
個人的に見分けやすさを〇△✖で評価してみました。
葉の色:✖
コハコベは暗い緑、ミドリハコベは明るい緑と見分ける方法があります。
上の写真のように明らかに色の違いがわかる場合もありますが、
日陰で採取したものを比べたところ、ほとんど色の違いがありませんでした。
茎の色:△
茎が明らかに紫なのはコハコベだと判断できます。
ただ、緑のままの場合もあるので見分けづらいです。
その場合でも、個人的に観察したところ、
全体が緑色でも、茎の下の方が紫がかっていたり、
花柄が紫がかっていたりするものは、コハコベの可能性が高いです。
ミドリハコベは一部でも紫ががることはないような気がします。
雄しべの数:△
コハコベは雄しべの数が1本~7本、ミドリハコベは5本~10本なので、
4本以下ならコハコベと判断できます。
ただ、5本~7本だとどちらかわかりません。
茎や花柄の色と雄しべの数の組み合わせで判断するのが良さそうです。
種子の形状:〇
正確に判断するためには、ルーペなどで種子の形状を見ます。
両方とも種子に突起があるのですが、
コハコベは丸みを帯びており、ミドリハコベはトゲトゲしています。
コハコベの写真
ということで、以前、掲載していた以下の写真は、
コハコベと判断しました。
全部同じ日に同じ場所(父親が趣味でやっている畑)で撮ったものです。