【春~秋の雑草】足元にひっそりと咲く小さな花-トキワハゼ

トキワハゼ
6月下旬撮影。

トキワハゼ

春から晩秋にかけて、ふと足元を見ると
白と紫の1cmほどの小さな花が咲いているのに気付きます。
サギゴケの仲間のトキワハゼです。

ほぼ年中葉が緑であることからトキワ(常盤)、
果実が熟すと種子が弾けることからハゼ(爆ぜ)という名が付いたそうです。

和名トキワハゼ(常盤爆)
英名Japanese mazus
分類サギゴケ科サギゴケ属の一年草
花の特徴花の色:紫と白、大きさ:長さ約1cm
開花時期4月~11月

トキワハゼ
6月上旬撮影。
トキワハゼ
4月下旬撮影。

上部(上唇)は全体が紫色で先が白く、下部(下唇)は全体が白く3裂しています。
中心に黄色の模様があります。

トキワハゼ
4月中旬撮影。
トキワハゼ
4月中旬撮影。

上部の先端にはわずかに切れ込みが入っています。

似ていると言われているムラサキサギゴケは、
花全体が1.5~2cmとトキワハゼより大きく、
全体的に紫色が濃く、上部の切れ込みが深くなっています。

トキワハゼ
4月中旬撮影。
トキワハゼ
8月下旬撮影。

葉は浅く丸みを帯びた切れ込みが入っています。

トキワハゼ
6月上旬撮影。

地を這うように広がり、草丈はあまり高くなりません。

果実・種子

トキワハゼ
4月中旬撮影。

3~4mmほどの果実が熟すと、中の種子が弾けます。

おまけ

トキワハゼ
4月上旬撮影。

工事のために空き地に置かれた鉄板の隙間から生えていました。
たくましいです。

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