アメリカフウロ
深く切れ込んだ葉っぱの強い印象と違い、
淡いピンクのかわいらしい花をつけるアメリカフウロ(亜米利加風露)。
和名 | アメリカフウロ(亜米利加風露) |
英名 | Carolina Geranium / Carolina Cranesbill |
分類 | フウロソウ科フウロソウ属の一年草、越年草 |
花の特徴 | 花の色:薄いピンク、大きさ:約1cm、花びらの枚数:5枚 |
開花時期 | 4月~6月 |
花
5枚の淡いピンクの花びらには、透けるような薄い筋が入っています。
葉
葉っぱは大きく5つに切れ込み、さらに細かい切れ込みが入っています。
葉っぱの縁や茎は紫色を帯びることがあります。
果実・種子
アメリカフウロは、雄しべと雌しべが近いので、
虫に頼らなくても実をつけることができます。
フウロソウの仲間の果実は特徴的な形をしていて、
中心に長い嘴上の突起があり、その付け根に5つに分かれた実がつきます。
この実の中に1つずつ種子が入っており、
熟すと、嘴が巻き上がって種子を飛ばします。
2020.6.23
写真追加しました。
茶色い部分は、もう種がはじけ飛んだ後のようです。
種が飛んだ後のくるんとした部分が撮れました。
おまけ:ヒメフウロ
熟した果実を撮影できた!と思ったら、
こちらは同じフウロソウ科フウロソウ属の「ヒメフウロ(姫風露)」でした。
よく観察すると、花もやや濃いめのピンクの筋が入っていたり、
葉っぱの大きな切れ込みは3つだったりと、結構違いました。
こちらもまた違った印象でかわいいです。