ヤブガラシ
「ヤブガラシ」と検索すると「駆除」と出てくるほど、
その繁殖力のせいで、厄介者扱いされてる雑草です。
つる性なので植物を覆ってしまう上、
根っこが太く長く、抜くときに途中で切れて土の中に残ってしまうと、
そこからまた芽を出します。
更に、とても蜜が多いのでスズメバチなども引き寄せてしまうのも、
厄介者扱いされるひとつの要因のようです。
和名 | ヤブガラシ/ヤブカラシ(薮枯) |
英名 | Bushkiller |
分類 | ブドウ科ヤブカラシ属の多年草 |
花の特徴 | 花の色:黄緑、大きさ:約5mm、花びらの枚数:4枚 |
開花時期 | 6月~8月 |
つぼみ
黄緑色のつぼみがたくさんつきます。
開花
つぼみと同じ色の黄緑の花が咲きます。
真ん中のオレンジの部分は、花盤(かばん)と呼ばれる場所です。
花びらが落ちる
黄緑の花びらと雄しべが落ちて、残った花盤から蜜が染み出してきます。
次の写真、アリが写ってます。
虫が苦手な方はあれかもしれませんが、蜜が美味しそうに見えます。
花の終わり
最後は花盤が薄いピンクに変わります。
果実
ヤブガラシの実は丸く、熟すと黒くなります。
ただ、ヤブガラシには二倍体と三倍体の2種類があって、
関東でに多い三倍体は、実がならないそうです。
ヤブガラシは食べられる?
「ヤブガラシ」で検索すると「駆除」と出てくると書きましたが、
「食べる」「食べ方」というのも出てきます。
私は食べたことはありませんが…
赤っぽい若い芽は食べられるそうです。
ただ、シュウ酸がかなり多く含まれるので、
茹でてから長時間水にさらす必要があるようです。
ちょっと粘りがあって山菜みたいな感じらしいです。