【春~初夏の雑草】淡いピンクの花・嘴のある果実-アメリカフウロ

アメリカフウロ
4月下旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

アメリカフウロ

深く切れ込んだ葉っぱの強い印象と違い、
淡いピンクのかわいらしい花をつけるアメリカフウロ(亜米利加風露)。

和名 アメリカフウロ(亜米利加風露)
英名 Carolina Geranium / Carolina Cranesbill
分類 フウロソウ科フウロソウ属の一年草、越年草
花の特徴 花の色:薄いピンク、大きさ:約1cm、花びらの枚数:5枚
開花時期 4月~6月

アメリカフウロ
4月下旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

5枚の淡いピンクの花びらには、透けるような薄い筋が入っています。

アメリカフウロ
4月下旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

葉っぱは大きく5つに切れ込み、さらに細かい切れ込みが入っています。

葉っぱの縁や茎は紫色を帯びることがあります。

果実・種子

アメリカフウロ
5月上旬、iPhoneで撮影。
アメリカフウロの種子
5月中旬、iPhoneで撮影。

アメリカフウロは、雄しべと雌しべが近いので、
虫に頼らなくても実をつけることができます。

フウロソウの仲間の果実は特徴的な形をしていて、
中心に長い嘴上の突起があり、その付け根に5つに分かれた実がつきます。

この実の中に1つずつ種子が入っており、
熟すと、嘴が巻き上がって種子を飛ばします。

2020.6.23
写真追加しました。

6月下旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

茶色い部分は、もう種がはじけ飛んだ後のようです。

アメリカフウロの種子
6月下旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

種が飛んだ後のくるんとした部分が撮れました。

おまけ:ヒメフウロ

ヒメフウロ
ヒメフウロ。6月上旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

熟した果実を撮影できた!と思ったら、
こちらは同じフウロソウ科フウロソウ属の「ヒメフウロ(姫風露)」でした。

よく観察すると、花もやや濃いめのピンクの筋が入っていたり、
葉っぱの大きな切れ込みは3つだったりと、結構違いました。

こちらもまた違った印象でかわいいです。

 

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