【春~秋】金平糖?ポンポン?ピンクの丸い花-ヒメツルソバ

ヒメツルソバ
5月中旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

ヒメツルソバ

明治時代に観賞用として持ち込まれたヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)。
寒さにも乾燥にも強い性質から、野生化したものをあちこちで見かけます。

その丸い愛らしい花は、金平糖やポンポンに例えられ、
雑草対策のグランドカバーとしても人気があるので、
雑草と言ってはいけないのかもしれませんが、
道端でよく見かける花ということで掲載したいと思います。

和名 ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)
英名 Pink Knotweed / Pink-head knotweed
分類 タデ科イヌタデ属の多年草
花の特徴 花の色:白~ピンク、大きさ:まとまって約1cm(小さい花は約3mm)
開花時期 4月~11月

小さな花の集まり

1cmほどの丸い部分は1つの花ではなく、
たくさんの小さな花が球状に集まったものです。

ヒメツルソバ
6月上旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

タデ科の花の特徴

この小さな花の花びらのように見える部分は、萼が5つに分かれたもので、
花びら(花弁)がないのが、タデ科の花の特徴です。

下の写真は、同じタデ科イヌタデ属のサナエタデです。

ヒメツルソバと同じタデ科イヌタデ属のサナエタデ
サナエタデ。6月中旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

花(萼)の色

また、この萼の色は、咲き始めがピンクでだんだん白くなると書かれている場合と、
白からピンクになると書かれている場合があり、どちらが正しいかわかりません。
白→ピンクになって萼が開く→色が抜けて白っぽくなるのでしょうか。

また、日陰だと全体的に白っぽくなるようです。

ヒメツルソバ
5月中旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

紫色のV字の模様

ヒメツルソバ
5月中旬、OM-D E-M10MarkⅡで撮影。

葉には紫のV字の模様が入っています。

秋には紅葉する

秋には葉っぱが紫になり、こちらも美しいです。

 

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