ヒメツルソバ
明治時代に観賞用として持ち込まれたヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)。
寒さにも乾燥にも強い性質から、野生化したものをあちこちで見かけます。
その丸い愛らしい花は、金平糖やポンポンに例えられ、
雑草対策のグランドカバーとしても人気があるので、
雑草と言ってはいけないのかもしれませんが、
道端でよく見かける花ということで掲載したいと思います。
和名 | ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦) |
英名 | Pink Knotweed / Pink-head knotweed |
分類 | タデ科イヌタデ属の多年草 |
花の特徴 | 花の色:白~ピンク、大きさ:まとまって約1cm(小さい花は約3mm) |
開花時期 | 4月~11月 |
花
小さな花の集まり
1cmほどの丸い部分は1つの花ではなく、
たくさんの小さな花が球状に集まったものです。
タデ科の花の特徴
この小さな花の花びらのように見える部分は、萼が5つに分かれたもので、
花びら(花弁)がないのが、タデ科の花の特徴です。
下の写真は、同じタデ科イヌタデ属のサナエタデです。
花(萼)の色
また、この萼の色は、咲き始めがピンクでだんだん白くなると書かれている場合と、
白からピンクになると書かれている場合があり、どちらが正しいかわかりません。
白→ピンクになって萼が開く→色が抜けて白っぽくなるのでしょうか。
また、日陰だと全体的に白っぽくなるようです。
葉
紫色のV字の模様
葉には紫のV字の模様が入っています。
秋には紅葉する
秋には葉っぱが紫になり、こちらも美しいです。